着実に上達するギター教室の選び方
「カッコイイ楽器」というフレーズを耳にしたとき、数ある楽器の中でも、特に「ギター」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。アコースティックギターを持って弾き語りをする姿や、バンドでギタリストとして活躍する姿など……。世の中には、さまざまなタイプの「カッコイイギター演奏者」が存在しています。ギターという楽器には、周囲の人を魅了する、特別な力があるのかもしれませんね。
さて、そんなギターについて、「見ているだけではもったいない!」と思ったら新しい習い事をスタートするチャンスかもしれません。今回は、ギター初心者のために、着実にギターを上達させられるギター教室の、選び方のコツを紹介します。
自分にとって「良い講師」を探そう
ギター教室でギターの腕を上達させたい!と思ったときに、まず欠かせないのが「良い講師」です。ギターを確実に習得したいのであれば、独学よりもスクールに通った方が効果的だと言われています。しかしせっかく勇気を出してギター教室に通い始めても、講師の質によっては「独学で学んでいるときと、さほど大きな違いがない」ということもあり得るのです。
特にギター教室の場合は、自宅を開放して個人でレッスンを行うようなケースも少なくありません。中には、「講師が積極的に教える」というよりも、むしろ「講師もいる場所で、それぞれ独自に練習できる」というスタイルの教室も存在しています。この方式であっても、伸びる人は伸びるのでしょうが、やはり初心者にとっては、難易度が高い教室だと言えます。
ギターの上達に欠かせないのは、「良い講師」です。確実に上達できるギター教室を選ぶ際には、まずはここをしっかりと頭に入れておいてください。
良い講師の条件はいろいろ
着実に成長できるギター教室に欠かせないのが「良い講師」ですが、どんな講師が「良い講師」なのか、見極めるのは非常に難しい作業となります、なぜなら、人にはそれぞれ個性があり、胸に抱いている希望や目標も異なっているからです。一概に「○○だから良い講師」と言い切るのは難しいのかもしれませんね。
だからこそ大切なのは、「この講師は、自分にとってどうなのか」という視点で相手を判断するということです。以下のような項目に沿って、自分にとって良い講師かどうか、チェックしてみると良いでしょう。
- ・話したときの相性について
- ・レッスン時間を苦痛に感じないかどうか
- ・生徒に対して、興味・関心を抱いてくれるかどうか
- ・自身が掲げる目標と、講師スキルのバランス
講師と生徒の間にも、人間的な相性というものは、どうしても存在します。「なんとなく合わない」と感じる相手と、コミュニケーションを積み重ねて、レッスンを進めていくのは苦痛になってしまうでしょう。次第に、レッスンそのものに対して苦手意識を抱くようになってしまうかもしれません。
また、生徒がどのような思いでレッスンを受けにきているのか、興味・関心を抱いてくれる講師の方が、上達のために積極的な手助けをしてくれる可能性が高いです。講師がどのようなスタンスでレッスンに取り組んでいるのかも、相手の雰囲気からなんとなく伝わってくるでしょう。またレッスン内容が、自分にとって「程よい」と感じられるレベルかどうか、確かめてみるのもおすすめです。
最後に、講師自身の「ギターを教えるスキル」についても、非常に重要なポイントとなります。特に「一からギターをスタートした場合」や「レッスンを通じて、非常に高いスキルを習得したいと思っている場合」には、講師のスキルによって満足度が変わってきます。
まずは自身の目標をしっかりと確認し、その上で、目指すレベルと講師の質が見合っているかどうか、確認することも大切です。
自分にとってちょうど良いレッスンスタイルを探そう
近年、ギタースクールの人気は非常に高まってきています。ギター教室に通う方の数が増えている中で、さまざまなレッスンスタイルを提供するスクールも増えてきています。
- ・グループレッスン方式
- ・個人レッスン方式
- ・オンラインレッスン方式
まずは、どのような形式でレッスンが進められていくのか、という点についてです。ピアノなどの楽器であれば、個人レッスン方式を採用するスクールが多いのですが、ギターの場合、グループレッスン方式を採用するスクールも多くあります。
グループレッスンには「料金が安い」「周囲の人と切磋琢磨しながら上達していける」などのメリットもありますが、初心者にとっては「ハードルが高い」と感じてしまうケースも少なくありません。それぞれの状況や目的によっても変わってきますが、講師と生徒が1対1でじっくりと学べる、個人レッスンの方が、着実な上達を見込めるでしょう。
また近年増加しているのが、オンラインレッスンです。こちらはインターネットの画像を通じて、遠く離れた場所からでも、レッスンを受講できる点がメリットとなります。
ただし、講師とのやり取りはあくまでも「画面を通じて行う」ということになりますから、指使いや細かなポイントなど、指導内容によっては「わかりづらい」と感じる側面もあるかもしれません。
それぞれのメリットデメリットを踏まえた上で、理想の授業スタイルを選択しましょう。
またこれ以外にも、
- ・曜日や時間の固定方式
- ・その都度レッスン予約方式
など、どのようにしてレッスンを進めていくかについても、方式が異なるスクールがあります。決められた曜日や時間に、「自分自身が合わせる」のではなく、自分自身のスケジュールに合わせて、「レッスンを組み込む」方が、大人にとっては使い勝手が良いと言えるでしょう。
特に1週間のスケジュールが確定しづらい人や、普段仕事が忙しい人、突発的な事態にも対応しなければならない人の場合には、後者を選ぶのがオススメです。
目標を持てるギター教室を探そう
着実に自分を成長させてくれるギター教室の選び方、最後のポイントは、自分自身が掲げる「目標」です。あらかじめ目標が決まっていれば良いのですが、大人の習い事においては、常にそうとは限りません。「ストレス解消のために、ちょっと弾けるようになれたらな」なんて、漠然とした思いで、レッスンをスタートする方も多いのではないでしょうか。
ギター仲間同士のつながりや、それぞれの腕前を披露できる発表会など、レッスンを受ける人にとって「目標」となりやすいイベントを多数開催している教室であれば、ギターの練習を孤独に感じることもありません。
ギターと言う新たな趣味を通じて、仲間づくりをすることもできるでしょう。「あの人みたいにうまくなりたい!」「今度の発表会までに○○をできるように」なんて、ごく自然に目標が見つかるのではないでしょうか。
こうしたイベントや発表会は、個人のギタースクールよりも大手のギタースクールの方が得意としています。どのようなイベントがあり、実際にどのような方が参加しているのか、入会前にチェックしておくと良いでしょう。レッスンや練習を通じて、新たな生きがいを発見できるかもしれません。
ギター教室選びは、情報収集から
近年、大人を対象にしたギター教室の数は、非常に多くなってきています。「自分に合った教室を選びやすくなっている」というメリットがある反面、「教室の数が多く、どこを選べば良いのかわからない」といった不安を抱える方も増えてきています。
独学で練習を続けると、ギターならではの難しさや自身の癖が原因となり、いずれ壁にぶち当たってしまうケースも少なくありません。モチベーションの低下から、ギターをやめてしまうのは、非常にもったいないことだと言えるでしょう。
着実に成長していくためには、まずギター教室で学ぶことが大切です。さらに、ギター教室の中でも、自分に合った講師・システムが備わった教室を選ぶことができれば、上達スピードをぐんと上昇させることも可能となります。
ギター教室、どこを選べば良いのかわからない……と思ったときには、まず情報収集からスタートしてみてください。さまざまなスクールの特徴を知ることで、自身の希望がはっきりするケースも少なくありません。インターネットも活用して、理想の教室を見つけ出してください。