TAB譜の見方と進め方
音符が読めなくてもどこを押さえばいいかわかる
ベースは楽器の中でもともて奥深く演奏するのが難しい楽器です。ましてや楽譜を見ながら弾くとなると余計にハードルが高そうに思えるかもしれません。しかし、ベースは楽譜が読めなくても弾くことができるのが他の楽器と違うところです。
楽曲をコピーするとなった場合、ほとんどの人が市販で販売されているバンドスコアを購入して練習します。ピアノやドラムなどは音符を見ながら弾くことになります。ギターはコードを見ながら弾くので、コードを覚えれば問題なく弾くことができます。そしてベースは、ギターより簡単です。
ベースの場合は特殊で、楽譜の音符を基にどの弦のどのフレットを押さえればいいのか人目でわかるTAB譜として記載されています。見方は、4本の線があるうち、上から下へと1弦・2弦・3弦・4弦と続きます。それぞれの線状に書いてある数字がフレットを指すので、ベースを弾く時は指定の弦のフレットを押さえて弾くだけです。とてもシンプルでわかりやすいというのが理解できるでしょう。
記号ごとの意味を押さえておく
ベースを弾く時の楽譜の見方がわかったら弾いていくだけですが、そのまま最後まで弾き切れるものばかりではありません。歌はAメロ、Bメロ、サビ、ギターソロ、間奏など色々な要素から構成されているので、バンドスコアでも音楽記号が多く使われています。そのため、ベースを弾く時は音楽記号も見ながらやることが必要です。
バンドスコアでよく使われる音が気記号は大きく5つなので、この代表的な記号の意味は最低限覚えておきましょう。
【リピート記号】
TAB譜でコロン(:)ので挟まれた範囲は繰り返しを意味するので、同じフレーズを弾きます。終わりのコロンの上に数字の1があれば、リピートは1回だけを意味します。そして1の隣に2があるので、2回目は1のフレーズではなく2から始まるフレーズを弾いていきましょう。
【ダ・カーポ(D.C)フィーネ(Fine)】
ダ・カーポ(D.C)はリピート記号と似たように、最初に戻るという意味です。しかし、楽曲は必ず終わりがきます。その終わりを表す記号がフィーネ(Fine)。繰り返しで最初から弾き始めたら最後はフィーネのフレーズで演奏は終了です。
【ダル・セーニョ(D.S)とコーダ(Coda)】
ダル・セーニョ(D.C)があるところから、ドルマークのような記号のあることろも戻ります。コーダ(Coda)は「to」と書いてあるところから「Coda」のところに飛ぶことを意味します。
初めは記号の意味を思い出しながら弾いていくので、どこに移動したらいいのかすぐに判断がつかないかもしれませんが、慣れてくればスラスラ弾けるようになるので、しっかり覚えておきましょう。