ベーシストへの近道
メトロノームを使ったリズムトレーニング
バンドにおけるベースの役割は、ドラムと共にバンドの土台とリズムをキープすることにあります。リズム感が抜群だとそれだけで上手く見えますし、実際に他のベーシストから一目置かれます。リズムトレーニングは色々な方法がありますが、プロでもいまだに行っているのがメトロノームを使ったトレーニングです。メトロノームは、電子機器のものが主流で使われているので、それを買いましょう。
メトロノームの使い方は、ピッチの数値を設定するだけ。設定されたピッチの速度で「ピッ!ピッ!」と音が鳴ります。音が鳴るタイミングは、2拍、3拍、4拍、6拍など拍で決まっています。音が鳴るタイミングに合わせて弦を弾くのがリズムトレーニングの基本となります。
初心者では、基礎トレーニングとしての教本が売られているので、メトロノームを使って練習するとリズム感が養われていくので、ぜひトライしてください。
音楽教室でプロから正しい弾き方を教わる
独学でベースを練習してプロ並みに上手くなる人はいます。それは才能が高い人か、自分なりに工夫してものすごく努力をした人なので、全員が同じように上手くなれるわけではありません。むしろ独学で上級レベルまで到達できる人のほうが少ないくらいです。多くの人が中級レベルで壁にぶつかってしまいます。
初心者のうちから音楽教室に通っていれば、正しいフォームで、効率的かつ飛躍的に上達するレッスンをしてくれます。技術のことだけでなく、リズムトレーニングもしっかりとしてくれます。独学でメトロノームを使ったピッチトレーニングはバッチリだと思っていても、プロから見たらズレているということはよくあることです。客観的にプロから見てもらえ、そして正してくれることは間違いなく上達が早くなります。
音楽教室に通うと、レッスン代を捻出する必要があったり、プライベートや自主練の時間にも影響が出るなどのデメリットがあると考える人もいますが、音楽教室ではスケジュール自由のところも多くあるので、その点は問題ありません。
スマホで動画や録画を撮って聞いてみる
現在ではYouTubeで「弾いてみた」シリーズとして投稿された動画を見たことがある人はいるのではないでしょうか。個性的な人が多くいるので自分の演奏の参考になったりすることが多くあるので、見るだけでも意味があります。しかし、動画として投稿しなくても、自分で自分の演奏を見て聴いてみることも上達への近道になるのです。
スマホの動画撮影で、自分の演奏を撮ってみてください。恥ずかしいかもしれませんが、自分しか見ないので誰かに見られる心配はありません。実際に撮影して自分で自分の演奏をチェックしてみると、きちんと弾けていたと思っていたところが実は課題があったなどといった発見が必ずあるはずです。
客観的に自分の演奏を見ることは、他人から見た自分そのものです。よりスムーズに、カッコよくベースを弾くための改善点がわかることは確実にベーシストへの近道になります。