3つの奏法
ピッキング
ピッキング奏法とは、ピックを持って弾くことを言います。ベースを弾く最もスタンダードな弾き方で、アーティストでもピックで弾く人が多いです。ピックを親指と人差し指で挟みます。ピックを弦に当てる角度によって絶妙に音色が変わったり、弾く際の力の強弱によっても色との力強さが変化するので、聴く人に与える印象も大きく変わります。
ピッキングは、弦を上下に弾くオルタネート奏法、上から下にひたすら弾くダウンピッキング、下から上に弾く、アップピッキングがあります。リズムを一定に弾き続けるにはオルタネート奏法が一番安定するので初めはそのように弾くのがおすすめです。アーティストの中にはダウンピッキングで弾く人も多くいますが、ダウンピッキングは目立ってカッコよく見えるのでロックに見えます。ダウンピッキングは滅多にする人はいませんが、オルタネート奏法の練習の一環としてはいいでしょう。
指弾き
指弾きは、別名フィンガリングと呼ばれ、ピックと違って柔らかい音がなります。人差しと指中指で交互に弾くのが一番メジャーです。ピックと違って見た目もスマートでカッコよく見えるというのも特徴の1つと言えるでしょう。もし、ベースを始める際、自分の好きなアーティストが指弾きであれば指弾きから始めるという人も多いので、どんな音を奏でたいかを考えて指弾きにするといいでしょう。
また、ピッキングと指弾きの両方を弾けるようになると、リズム感も自分の演奏スタイルの幅も広がってベーシストとしての格が上がるので、両方できるに越したことはありません。
スラップ
スラップとは、親指と人差し指を使って弦を叩いたり弾いたりする奏法です。鳴る音は独特でわかりやすいのが特徴です。「ボン」「バチン」といった強く激しい音がなるので、耳に残りやすく、聴く人のテンションを高めるといった効果もあります。
スラップはベースの奏法の中でも一番難しいと言われるもので、叩いたり弾くといったも音が鳴らないといったことは誰もが経験することです。また、指にかかる痛みも強いので挫折してしまう人も少なくありません。しかし、ベーススクールなどできちんと練習を積み重ねれば誰でもカッコよくスラップをすることができるので、ぜひチャレンジしてみてください。