ギタリストになるための基本の「き」

ギターは2種類ある

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ギターは大きくアコースティックギターとエレキギターの2種類に分類されます。

・アコースティックギター(アコギ)
弦の振動をボディが響かせ、電気的な音の増幅を行わずにそのままの音を響かせます。このボディというのはボディ中央にある丸い穴(サウンドホール)のことです。電気を使わずに音色を奏でるので優しい音が響きます。アコースティックギターにはさらにフォークギターとクラシックギターに分かれますが、一般的にアコースティックギターと呼ばれる場合はフォークギターを指すことが多いです。
・エレキギター
エレキギターは、弦の振動をピックアップと呼ばれる装置で電流に変換し、アンプから音を出す楽器です。つまり、エレキギターはそれ単体で弾いてもきちんと音が出せませんより正確にいうと、アンプをつながなくても音は出せますが、アンプを使用することでめてそのギターが持つ音を出すことができるのです。ここがアコースティックギターと大きく異なる点です。

なお、エレキギターはその形状によって、ストラトキャスター、テレキャスター、レスポールなどの種類があります。

音作りに欠かせないエフェクター

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エフェクターは、エレキギターの音色を変化させることや、効果を足すことができる道具で、ギターとアンプの間に接続します。大きく分類すると以下の5種類があります。

・歪み(ひずみ)系
暖かみのある歪んだ音が欲しいときや、荒々しく硬い歪みを生み出すことができます。
・モジュレーション系
原音に近い音を人工的に作り、音の厚みを増すもの、周期的な音量の上下による揺れの効果を出すものや、独特の残響感を演出してくれるものです。
・空間系
カラオケのエコーのような効果を出すもの、やまびこのような効果を生み出すもの、サウンドを録音して再生させることができるものがあります。
・フィルター系
周波数の大小を上げ下げすることで「ワウワウ」という音を出すものや、無駄なノイズをカットしてくれるものがあります。
・ハーモニー系
原音に対し1オクターブまたは2オクターブ下のサウンドを重ねて出力するものや、3度下、5度上といった音を重ねて出すことが可能です。

最低限必要な4つのアイテム

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エレキギターを弾くためには最低限以下のアイテムが必要になります。

・チューナー
アコギ、エレキギターを問わず必要なものがチューナーです。デジタルチューナーがギターの音をマイクで拾い、各弦を弾いたときの音が正しい音が合っているかどうかを表示してくれます。
・ピック
クラシックギターの場合は指で弾くので不要ですが、フォークギターやエレキギターには必需品です。形はトライアングル型やドロップ型などがあり、厚さも0.5mmから2mmくらいまで幅広くあります。
・アンプ
エレキギターはアンプを用いて音を出します。アンプには音量調整のつまみが付いています。アンプはW(ワット)の大きさが大きいほど大きい音量を出すことが可能です。そのため、アンプを選ぶ時は楽器屋の店員さんに相談するなどして決めると良いでしょう。
・シールド
ギターとアンプを繫ぐ専用ケーブルのことです。自宅練習用であれば、シールドの長さは3mもあれば十分でしょう。

ギターの各部位を知ろう

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・ネック
弦が張られた棹の部分です。
・ヘッド
ネックの先端部分です。
・ペグ
ヘッドに取り付けるネジのようなものです。弦を巻きつけて、チューニングを行います。
・指板
ネックの表面部分です。
・ナット
指板とヘッドの間にあるパーツで、弦を支える支柱の役割を果たします。
・フレット
音程を決めるために指板に打ち付けられた金属です。
・ネックジョイント
ネックとボディとの接続部分です。
・ボディ
ギターの胴体部分です。
・ピックガード
ピッキングによるボディのキズを防ぐものです。
・ピックアップ
弾いた弦の振動を電気的な信号へ変換する装置です。
・ボリューム
音量や歪みを調整します。
・トーン
音色を変化させます。絞るとマイルドなトーンになります。
・ピックアップセレクタースイッチ
ピックアップの切り替えで音色を調整します。
・ブリッジ
弦を固定し、弦の振動をボディに伝えます。弦高の調整を行う部分でもあります。
・ストラップピン
ストラップを取り付けるためのピンです。
・ジャック
電気信号をアンプへ出力するためにシールドを接続する部分です。

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