40歳からでもギターは弾けるようになる

赤ちゃんからお年寄りまで、多くの人の耳と心を癒してくれるのが「音楽」という存在です。特に楽器を使って奏でた音は多くの人々を包み込んでくれることでしょう。

若い時期には余裕がなくて「聞くだけ」だったという方も、40歳を過ぎ、「徐々に生活に余裕が生まれてきた」なんてケースも少なくありません。子育てや仕事が一段落し、「何か自分にもできることを……」と考えた結果、ピアノやギターといった「楽器」にたどりつくというわけです。

ピアノよりも、まだまだ習っている人の数が少ないのが「ギター」です。大人世代が颯爽と演奏していると、非常にカッコイイ楽器でもありますよね。男女ともに注目度が高まっているギターですが、40歳からの練習でも、確かな技術を習得できるものなのでしょうか。本当に自分でも大丈夫なの?と不安を感じている方のため、大人世代のギター教室について、気になるポイントを解説します。

何歳からでも上達する

何歳からでも上達する

近年のギター教室は、子どもを対象としたレッスンを多数開講し、人気を集めています。子どもの場合、ギターを習うのに適している時期といえば、9歳~10歳ごろだと言われています。

キッズギターを無理なく持てる程度の体が育ってきており、指も滑らかに使えるようになってきていますから、相性の良い講師と巡り合うことでぐんぐんと成長していくことでしょう。大人世代としては、非常に眩しい存在だと言えるのかもしれません。

彼・彼女たちの姿と今の自分を比較してみて、気になるのが「大人になってからギターを始めても成長できるの?」という点です。40歳以降の方もどうか安心してください。この年代からでもギターの上達は充分に可能ですし、また実際に、ゼロからギターレッスンをスタートする方も少なくありません。

とはいえ大人には、

・記憶力が低下している
・練習時間の確保が難しい

などの、大人ならではの事情もあります。これらの「弱点」をどう克服していくのかが、レッスンを上手に進めていくための鍵となるでしょう。本気で上達を目指すのであれば、自分なりの対処法を考えておくのがオススメです。

また大人には、

・学生時代の知識を活かして、ある程度の譜読みができる
・すぐに成果につながらなくても、根気強く取り組める
・自分で自分の好きなギターを購入できる

などのメリットもあります。ギター初心者であっても、そのほかの楽器の経験があれば、それを活かすことができますし、全くなくても学生時代の「音楽」の授業が基礎となります。

また大人になってから「ギターを始めたい!」と思った方は、それなりの「心意気」を持っているケースも多いもの。これまでの長い人生経験を糧にできますから、「すぐに飽きてしまう」なんてリスクも少ないでしょう。

また「ギターで音を出す」場合に、「どんなギターを所有するのか」は非常に重要なポイントとなります。自分でお金を稼ぐ大人であれば、自分の好きなギターを自由に購入できますから、こちらもモチベーションにつながる可能性が高いです。

残念ながら「40代からギターを習い始めてプロを目指す!」というのは難しいかもしれません。やはりこれまでの「経験」や「実績」、「総練習時間」が足りないために、どうしても「壁」は存在してしまいます。

しかし、

・ギターを使って自分の好きな曲を楽しみたい
・周囲の人に聞かせてあげたい
・一緒にセッションを楽しみたい

などの希望は、十分に叶えられる可能性があります。「40歳からでも大丈夫かな?」と悩んだときには、一刻も早く最初の一歩を踏み出してみるのがオススメですよ。

少しでもギターに触れる時間を作る

少しでもギターに触れる時間を作る

ここからは、実際に40歳からギターをスタートして、上達していくためのコツとなります。「やってみよう!」と決めた方は、ぜひ参考にしてみてください。

まず、大人世代の方がギターをスタートした際に、もっとも問題になりやすいのが「練習時間の確保」についてです。

子ども時代や学生時代であれば、「学校の後の暇な時間を使って練習する!」なんてことも、比較的手軽にできるのかもしれません。しかし大人の場合は、仕事や家の中のさまざまな雑事を片付けることに追われてしまい、思うように練習できない!なんてケースも少なくないのです。

こんなときには、とにかく無理をするのではなく、自分にとっての最適な形を探すために、発想の転換をすることが大切です。

ギターの練習で何よりも大切なのは、まず「ギターに慣れる」ということ。そのためには、「毎日触れる」ことが非常に重要な意味を持つのです。

「週末に1度60分」の練習時間を設けるよりも、「1日10分を毎日」練習した方が、ギターの上達は早くなります。この方式であれば、日々の練習が生活を圧迫するようなこともありませんから、非常にオススメです。

ギタースクールに通っている場合には、「せっかく習ったことをすぐに忘れてしまう」という点が、大人世代がぶち当たる壁の一つでもあります。

レッスンを終了してから次のレッスンまで、「毎日少しでもギターに触れ、復習をする」というスタイルを整えておけば、トラブルも防げます。毎日練習していれば、自然と技術を習得していけることでしょう。

独学よりも教室に通うほうが良い

独学よりも教室に通うほうが良い

40歳からギターをスタートしようと思った場合、以下の二つの方法から自分に合うものを選択できます。

・自分一人で、独学で技術を磨き上げる
・ギター講師が教えてくれるスクールに通う

手軽にギターをスタートできるのは、独学スタイルの方。周囲の目線を気にする必要もありませんし、自分にとって必要な技術のみを習得していけます。スクールに通うことを考えれば、コスト面でもメリットが大きいと言えるでしょう。

しかし大人になってからギターを習得しようと思うのであれば、オススメは断然「教室」スタイルの方です。「専門の講師に一からきちんと教えてもらう」ということは、非常に大きな利点となります。

ギターの練習をしていく際に、以下のような悩みは世代を問わず抱きやすいものです。

・どうしても弾けないところがあり、練習が進まない
・自分一人では、モチベーションの維持が難しい
・目標が見つからず、すぐに辞めてしまった

ギターを一から自分で学習していくことは、決して簡単なことではありません。現在では、教本や動画など「教える」スタイルも多様化してきていますが、「自分に特化した情報はなかなか見つからない」というのが現実です。わからないまま放置すれば、徐々にやる気が失われてしまうのは当然のこと。挫折のきっかけにもつながってしまいます。

ギター教室に通っていれば、「できないこと」はすぐに講師にアドバイスしてもらえます。講師のテクニックを間近で見て、自分に適したアドバイスをもらうことで、高い壁も一つ一つ突破していけます。

またギタースクールでは、「仲間と一緒に学ぶ」「みんなで一つの目標に向かって練習を積み重ねる」なんて機会も豊富です。同レベルの仲間たちと切磋琢磨しながらお互いに練習を積み重ねていくことで、楽しく、そして大きく成長していけることでしょう。

ギターは何歳からでもスタートできます

楽器演奏は、何歳からでも楽しめる点が魅力の一つです。「もう年だから……」なんて諦める必要はありません。美しい音楽を楽しむことや奏でることは、人間の心や脳に良い作用をもたらすこともわかっています。大人になった今だからこそ実感できるメリットも多い、というわけですね。

とはいえ40歳を迎えた今だからこそ、スムーズに学びを進行していけるよう、事前の準備はしっかりと整えておきましょう。ギター演奏技術の習得であれば、やはり専門のスクールに通うことがベストです。

ギタースクールにもそれぞれで特徴がありますから、自分に合うところを見つけることが鍵となります。自分と同じ40代以降の方たちが活き活きと学んでいるようなスクールであれば、レッスンや練習の時間も楽しく過ごせることでしょう。

40歳からのギター習得で、何よりも大切なのは「まずは最初の一歩を踏み出してみる」ということです。「弾けるようになりたい」という気持ちを大切にすることで、ビックリするほど上達する方も決して少なくありません。

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