ボイストレーニングは、ボイススクールで練習するだけではなく、学んだことをより強く意識するために、自主練も大切です。また、ボイストレーニングに通いたくても、時間の都合などで通えない人もいるでしょう。そんな時、気軽に自宅でできるボイストレーニングの方法、知っておきたいですよね。
ちゃんと練習することで、自宅でのトレーニングでも歌唱力や表現力が身に着き、歌が上手になります。気軽にボイストレーニングがしたい、もっと上達するために家でもトレーニングを頑張りたい…そんな人のために、自宅でできるボイストレーニングのやり方について、ご紹介していきます。歌唱力や表現力は、1日にして身に着くものではありません。毎日コツコツと、自宅でトレーニングしましょう。
ボイストレーニングの最初は、まずストレッチからです。体を動かすわけではないのに、どうしてストレッチが必要なの…?と思いますよね。ストレッチをするだけで、その後のボイストレーニングの効果が高まります。
何も準備しないまま、声を出して歌ってみてください。歌いにくい、声が思ったより出ない、いつもより上手く歌えない、と感じるはずです。ストレッチをすることで、体が歌うことに対して準備ができ、筋肉がほぐれるので発生もしやすくなります。プロになれば、何も準備をしなくてもすぐにいい声が出せるかもしれません。でも、素人は違いますよね。ちゃんと準備が必要です。実際はプロでも、コンサートの前などにはストレッチをして準備をしているので、いかにストレッチが重要かわかりますね。
歌う前のストレッチ
こういった簡単なストレッチでOKです。特に首や顔周りを中心にストレッチしましょう。
息を吐く力を強くすると、歌唱力もアップします。力強い声も出るようになるので、抑揚のある歌声も出しやすくなるでしょう。
もちろん強く吐くだけではなく、柔らかく吐く技術も身に着けなくてはいけません。
お腹で吐く息をコントロールしながら、そして強く、弱くなどが調整できるようになるのが理想です。
声を出す練習をするときは、声の強弱を意識してください。まずは自分にとって出しやすい音を、できるだけ長く、一定の強さで出してみます。声が震えないように気を付けて、まずは10秒、その後伸ばしていって30秒ぐらいまで出せるようになりましょう。声を長く出そうすることで、声が震えたり音程が変わることがないように気を付けてくださいね。
一定の音を長く出せるようになったら、次は小さな声から大きな声へ、変えるようにして発声します。ここで気を付けるのは、いきなり声を大きくするのではなく、ゆっくりと滑らかに大きくしていくことです。こちらも10秒から始めて、30秒ぐらいを目指しましょう。
声を大きくしていったら、次は小さくする練習です。これも大きくしていくときと気を付けるポイントは同じで、滑らかに声を小さくしていきます。
抑揚は歌にとって大切な技術なので、何度も繰り返して習得しましょう。最後はゆっくり大きくした声をまたゆっくり小さくする…またその反対を行えば、抑揚のある歌い方ができるようになります。