大人になって始める音楽教室では、音楽的な講師のレベルも大切ですが、コミュニケーション能力や指導方法、採用基準など、音楽教室側の姿勢も重要です。その教室のオリジナルメソッドやテキストがあるときには、どの講師でもベースの教え方が統一されている必要があります。それぞれの講師の個性や専門としている音楽がるとしても、講師向けに定期的に研修や指導を行っている会社は、一定水準の講師の質を保っています。
講師をアルバイト的にスポット契約する雇用形態ではなく、正社員として雇用しているスクールの場合には、インストラクターの先生が生徒を長期的に指導していくという責任感も大きいようです。スクールの方針に合わせて生徒の進捗をヒアリングするなど、丁寧なサポートが期待できます。指導する講師がどれだけ生徒に寄り添ってくれるか、またその教え方についてのサポートを会社が行っているかを確認しておくことも、スクール選びのポイントになります。
大人の音楽教室では、レッスンに通う方の音楽の趣味や、これまでの経験や全くの初心者で楽器に初めて触るという方もいるかもしれません。レッスンの進め方も初心者向けの教え方と、ブランクがある方への教え方は違うでしょう。単純に性格があうかどうかということもあります。先生と生徒のフィーリングや相性の良さもレッスンを続けるうえで重要なポイントです。
レッスンを受け始めたときは良かったけれど、続けて通っているうちにちょっと違うなと感じたりすることもあるかもしれません。相性が悪い先生の元でレッスンすると、早い上達は望めません。相性が悪いのであればその先生を避けて、さらに相性がいい先生の元で楽しく習うのが上達への最短距離です。そういうときは先生をチェンジする方法があります。スクールによってインストラクター指名制やチェンジできるシステムを導入しています。良い先生に出会えるチャンスが多いスクールを選びましょう。