ボーカリストを目指すために大切な三カ条
その1 目標を明確にし、ぶれないこと
ボーカルスクールに通うとき、まず明確にしなくてはいけないのが目標です。歌を歌っていきたいと思っている人でも、歌を歌うことで有名になりたいと思っているのか、それとも歌を仕事として食べていきたいと思っているのか、考えたことはあるでしょうか?
有名になれば歌が仕事になる、結果として食べていける…というのが理想ではありますが、それがイコールではない可能性もあります。有名になるためには、まずは多くの人に見てもらうことが一番ですが、歌で食べていけるようになるためには、まずお金がもらえるイベントなどに出る、というようにやるべきことが変わります。
これはボイススクールに通っている間も同じことで、スクールに通いながら何を学ぶかを考えなくてはいけませんし、目標が明確になっていないと学ぶことがその都度バラバラになってしまいますよね。
常に目標を明確にして、ぶれないこと…これがスクールに通ってボーカリストを目指すためのポイントです。
その2 自分のアーティスト性をアピールする
ボーカリストになるために、歌を一生懸命練習してチャンスを待っていても、なかなかボーカリストとして花開く日は巡ってきません。
努力は怠らずに歌の練習はしながらも、人脈を増やす、自分からPRをする、というような積極的に存在をアピールすることを忘れてはいけません。自分がどんな歌を歌っているのか、どんな人物なのか、発信することで多くの人に知ってもらえます。結果的に音楽業界の人たちにも自分を知ってもらうことができ、チャンスが巡ってくる確率は高まるでしょう。
ボーカリストになりたい人たちは、自らを知ってもらえるチャンスをつかみに、オーディションやコンテストなどに出場しています。出場してチャンピオンなるだけではなく、まずは出場することに意味があり、それだけで自分の存在を知ってもらうきっかけになるでしょう。
最近はインターネットで自分の歌っている動画を配信することもできるので、アピールできる場所は増えています。うまく利用して自分の歌や存在をアピールしていきましょう。
その3 常に歌唱力を磨くトレーニングをする
歌手・ボーカリストとして長く活躍するために、何より大事なのは歌唱力、そして歌の表現力ですね。周りから歌がうまいと褒められていても、プロの世界には自分より何倍も素晴らしい歌唱力と表現力を持った歌手がたくさんいます。
そのために、ボイススクールで歌唱力や表現力を高めるレッスンを受けるといいでしょう。昔からある程度は歌が上手だった、でも歌手になるためにボーカルレッスンを受けた、音楽を専門としている学校に通った、という有名歌手もたくさんいます。
自分らしい歌い方や、自分が目指すジャンルの歌い方、どのように歌ったらいいのかなど…プロのボーカリストを目指すために必要な知識や技術がスクールで学べるでしょう。絶対に通わないと歌手にはなれないというわけではないですが、やはり自己流では不足する知識や技術ってありますよね。
スクールに通って知識や技術を身に着けたほうが、プロの歌手を目指すための近道となります。そして、その努力は一時的なものではなく、常に歌唱力を磨くトレーニングをすることが大切です。